もらった方の簡易マニュアル
胡蝶蘭をいただいた際には、お返しをするのがマナーであったり、もらった花をどうしたらいいのかといった悩みがあります。
何をどうしていいのかお困りの方のために、ここで胡蝶蘭をいただいた際にやるべきことのポイントを紹介します。
- おもてなしをする場合
- お返しをする場合
- 胡蝶蘭を飾る
- 胡蝶蘭の管理
- 胡蝶蘭の処分
お祝いの物をいただいた場合、そのままにせずにお返しをするのが社会人のマナーです。
けれどもお祝いによっては、絶対に何かを返さなければいけないというわけではないので、そこまで気を揉むことではありません。お返しは、相手との関係を今後も良好なものにするためのいい機会と捉えて考えましょう。
また、いただいた胡蝶蘭をどうすればいいか、飾るべきなのか?どこに飾るのか?いつまで飾るのか?などの「飾る」ポイントもこの5つに含まれているので、そちらもおさえておけばバッチリでしょう。
1.おもてなしをする場合
お祝いのパーティーなどを行う場合は、おもてなし自体がお返しとなりますので、特に何かする必要はありません。どうしてもお返しをしたいという場合は、引き出物という形で品物を渡しましょう。
2.お返しをする場合
いただいた花の1/3~1/2程度が相場といわれています。その辺りの金額を目安に商品を選びましょう。
お返しするのは、だいたい1週間以内に行います。必ずお礼のメッセージを添えて送るようにします。むしろお返しの品というよりは、お礼状の方がメインと考えていいかもしれません。
会社でいただいた胡蝶蘭のおもてなしやお返しに関して、もう少し詳しく紹介していますので、そちらも参考にしてください。
3.胡蝶蘭を飾る
届いた胡蝶蘭は、お祝いをいただいたお披露目という意味も込めて1週間程度は目立つ場所に飾りましょう。
飾る場所によっては注意が必要です。
直射日光では葉っぱが焼けてすぐに枯れてしまう恐れがあるので、直射日光は避けた方が良いです。
また、胡蝶蘭がぎりぎり耐えられる温度は5℃~32℃です。特に寒い冬場だと凍傷になってしまい、すぐに枯れてしまうので5℃を下回る環境の冬は気を付けたいです。
1週間ほど目立つ場所に飾れば、ひとまず役目は終わりです。役目は終わっても花は咲き続けてくれますので、あとは観賞用として楽しんでいただければと思います。
胡蝶蘭を飾る上で、いつまで飾っておく必要があるのか?を、もう少し詳しく紹介していますのでそちらのページも参考にしてみてください。
また、どこに置けばいいかについても紹介しています、詳しく知りたい方はそちらのページを見てみてください。
4.胡蝶蘭の管理
しばらく水を与えなくても胡蝶蘭は枯れません。逆に水やりは与え過ぎると根が腐ってしまうので、水の与え過ぎは禁物です。根元が乾いたのを確認してから与えるくらいが丁度いいでしょう。
季節によってだいたいの水やりの目安は、「春:10日に1度」「夏:1週間に1度」「秋:10日に1度」「冬:2週間に1度」程度の水やりです。そのため、お披露目として飾っている期間は特に何もしなくて大丈夫です。観賞用として管理している間は、水やりのタイミングには他の花と違って少し注意が必要です。
詳しく知りたい方は、いただいた胡蝶蘭の水やりの注意点、胡蝶蘭に必要な水の量や与え方をご覧になってください。
5.胡蝶蘭の処分
花が咲き終わったら処分する方法を考えてしまいますが、株が元気な場合、実はまた花を咲かせることができます。(2番花を咲かせる方法)(来年もう一度花を咲かせる方法)
会社や店舗で胡蝶蘭をもらった場合に、もし持ち帰りたい方がいる時はそれぞれ持ち帰って育ててみるといいかもしれません。
贈られてきた際は、いくつかの花を大きな鉢にまとめて入れらててくるので、大きく見えるかもしれませんが、バラしてみると持ち帰りやすい大きさになります。持ち帰り方法を詳しく知りたい方は、胡蝶蘭を自宅に持ち帰る方法を紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。
持ち帰りたい方が誰もいなくて処分する場合は、植物は燃えるゴミ、(土は燃えるゴミではありませんが)胡蝶蘭の場合は土ではなく水ゴケやバークが利用されているので、そちらも水けをきって燃えるゴミです。支柱や鉢は素材によって分別して捨てましょう。
詳しくは、胡蝶蘭の分別処分方法を解説していますので、そちらを参考にしてみてください。
そうは言っても、胡蝶蘭がたくさんある場合はその作業も大変です。胡蝶蘭の引き取りサービスや胡蝶蘭の買取サービスをやっている会社もあるので、そちらの利用を検討してみるのもいいかもしれません。
生花をいただくことで嬉しい反面、どうしたらいいのか分からないことがあったかもしれません。しかし、このような5つのポイントをおさえておけば大丈夫です。
胡蝶蘭をいただいた方の疑問や、より詳しい管理の仕方なども胡蝶蘭をもらった方へのカテゴリで紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。