開花した胡蝶蘭が1年経っても枯れない薬剤

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胡蝶蘭の組織培養をし、栽培した苗を卸したり輸出する企業として2001年に台湾に設立した会社が"驚くべきもの"を研究開発しています。台湾にある科隆國際生物科技股份有限公司という名前の会社です。

今回は、この会社の研究開発が進んでいけば、いずれ日本でも発売されるかもしれない、胡蝶蘭の花を長持ちさせる薬剤の話です。


開発した会社について


この会社は、苗の生産などを行っており、年間600万株もの苗をフラスコで生産しています。この生産した苗を欧米や日本へ輸出したり、台湾の胡蝶蘭生産者へ卸しています。

研究開発に力を入れていて、品種のオーダーがあった場合その要求に答えるよう開発を進めているそうです。品種のオーダーでは、日本からは一定の決まった形状の注文が多く、欧米からは多様な注文があるそうで、国によって胡蝶蘭の需要が伺えます。
新品種の開発では、花が大きく、長持ちし、育てやすく、立体感のある葉を持つ、非常に優れた品種も開発したようで、日本や欧米で出回っている花よりも優れたものを作り出す、研究開発力を持っている会社です。


研究開発の成果


同社は品種開発とは別に、蘭の開花を長持ちさせる薬剤の研究開発も行っているそうです。
そこで今、試験をされている段階の薬剤があるのですが、それがとても興味深いものとなっています。

開花した胡蝶蘭にその薬剤を用いると、花が枯れずに咲き続けるようです。薬剤を使用した胡蝶蘭は、花の色が白でもピンクでもそのままの色が続き、3~4ヵ月すると緑色に変化します。
実験途中の花ですが、同社には、開花して1年経っても咲き続けている胡蝶蘭が並んでいるそうで、驚きです。

日本にも胡蝶蘭の苗の出荷をしている会社ですから、知らない内にこの会社の胡蝶蘭を買っていた、なんてことがあるかもしれませんね。

このように新品種の開発から薬剤の研究開発まで、台湾は胡蝶蘭生産では世界の先頭を走っている国です。今回紹介した薬剤なども、いずれは販売され手に入れることができるようになるかもしれません。そんな世界の先頭を走っている台湾の胡蝶蘭情報を知ると、未来を先取りした気分になります。
こういった情報は、胡蝶蘭をより楽しむための情報の中で紹介していますので、ぜひ見ていってください。

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