大輪胡蝶蘭の色の違い!白、ピンク、黄、青の花色を紹介

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胡蝶蘭には多くの品種があり、花の大きさ、模様、色など品種ごとに変わってきます。
その中でも今回は大輪の「色」に焦点を当ててみたいと思います。胡蝶蘭は花弁が一列に並んで咲きます。当然、花色が違うだけで胡蝶蘭の印象は大きく変わり、優雅で凛とした印象から、壮大で煌びやかな印象まで様々な印象をもたらしてくれるのが、花の色です。

そこで今回は、胡蝶蘭の色について紹介したいと思います。あまり見ることのない青色の花についても紹介していきます。

 


胡蝶蘭の定番カラーと印象


今回は贈答用に贈られることの多い、大輪胡蝶蘭の色について紹介します。

|白色胡蝶蘭

胡蝶蘭といわれて一番最初にイメージするのが、白色ではないでしょうか。白色といっても全てが白いわけではなく、花が白色で花の中心部分が黄色となっています。白色の胡蝶蘭はどんな場面でも、どんな場所でも合う色です。そのため、贈られる機会も多く、流通している大輪胡蝶蘭の80%程度が白色だといわれているほどです。

お祝い事だけでなく、お悔み事で使用できるのも白色の胡蝶蘭です。

 

|白赤胡蝶蘭(赤リップ胡蝶蘭)

白赤(しろあか)と呼ばれている胡蝶蘭は、花が白色で花の中心部分が赤色や濃いピンク色をしています。紅白の組み合わせがお祝い事の配色になります。中心部分の鮮やかな赤が差し色になり、前向きで鮮やかな印象を与えてくれる花色です。
また、この花色をセミアルバと表現されることもあります。

 

|ピンク色の胡蝶蘭

ピンク色の胡蝶蘭も比較的よく目にします。ピンク色は「女性らしさ」「明るさ」をイメージさせます。ピンク色の胡蝶蘭があると、場の雰囲気が明るくなり、その花姿も可愛らしく空間が華やかになります。まさに、柔らかな印象を与えてくれる花色です。


少し変わった胡蝶蘭の色


大輪の胡蝶蘭では、これまで紹介してきた白、白赤、ピンクの3色が定番の花色となります。(これに加えて黄色を販売している所もあります。)

では、胡蝶蘭を購入しようといろいろなサイトを見ていると、この4色以外にも様々な色の胡蝶蘭を見かけることがあります。青色、緑色、紫色、赤色など、一瞬目が止まるような色の胡蝶蘭が売られています。いったいこれは何なのでしょうか。
最も珍しい青色の胡蝶蘭を例にして、変わった色の大輪胡蝶蘭がどういうものなのかを紹介していきます。

|青色の胡蝶蘭

そもそも自然界に青色の胡蝶蘭は存在しません。しかし大輪の青い胡蝶蘭が売られている理由は、人工的に青色に作られているからです。
この胡蝶蘭の花の色を青色にする方法は2種類あります。

【方法1】 色を吸わせている
この方法は、特殊な染色液を白い胡蝶蘭に吸わせることにより、花を青色にする方法です。実はこの方法は、根から色の着いた水を吸わせているわけではなく、花茎に穴をあけ注射針で染色液を入れているようです。これは、世界4か国で特許を取得した方法だそうで、日本でこの技術の使用が許諾されているのが愛知県豊橋市にある松浦園芸だけだそうです。

【方法2】 色を塗っている
この方法は、花に特殊な塗料を吹き付けることにより、花を青色にする方法です。これは、何色にすることも可能で、自然な色から一風変わった色にすることもできるそうです。しかも色を塗ったからといって、手に色がついたり花が枯れやすくなるといったことがないようです。

このようにして、現在では様々な色の胡蝶蘭が売られています。胡蝶蘭を贈る際の目的や相手の好みによって、花の色を使い分ける必要があるといえるでしょう。ただし、どちらの方法も新しく咲く花は、元々の白色になってしまいます。
青、紫、オレンジといったカラーバリエーションや値段など、カラフルな色の胡蝶蘭を買える通販紹介もしていますので、気になる方はぜひそちらもご覧なってください。

いかがでしたでしょうか。
今回は、胡蝶蘭の色について紹介しました。定番の色から少し変わった色まで売られている胡蝶蘭ですが、特殊な技術で色がつけられていることが分かりました。企業へ贈る場合など、相手先のコーポレートカラーに合わせた珍しい色の胡蝶蘭を選ぶと、印象に残る花のプレゼントになるかもしれません。胡蝶蘭は白色と決めつけず、いろいろ探してみると驚きがあるかもしれません。

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