【決定版】5月の胡蝶蘭の育て方を解説

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温室を使用せずに育てていた株も、5月になり本格的な春を迎えたことで、花芽がぐんぐん伸びてきました。この時期になると、花芽だけでなく、葉や根も成長する成長期に入ってきます。
そのためこの時期には、今までの管理の仕方を大きく変える必要があります。

そこで今回は、5月の胡蝶蘭の管理方法と育て方をご紹介します。参考にしてみてください。


5月の胡蝶蘭の状態


暖かく冬を越した株は、開花を終えているものがほとんどです。

そうでなくとも(冬の間に寒い場所で冬越しした株)も、この時期にはぐんぐん花茎が伸び、花が咲き始めるものもでてきます。成長期に入り、新しい葉や根が伸びてくる株もあるでしょう。
また、寒い場所で過ごした株は、下の葉が枯れ落ちて1~2枚の元気がない葉だけで開花しているものもあります。株の体力がどんどん奪われてしまうので、その場合は花茎を切り、切り花として楽しむのもひとつの手です。

育てている胡蝶蘭の花が咲きだしたとしても、市販品の胡蝶蘭より一回り花が小さいかもしれません。これは、温室を利用せず寒い環境で冬越しをしたため、冬の間に胡蝶蘭が体力を使い、勢いが少し弱ってしまったためで、仕方ありません。


5月の管理方法


新葉や新根が伸びはじめ株が成長期に入るため、今までの少し管理の仕方が変わってきます。

|置き場所

直射日光の当らない明るい部屋に置くのが理想です。良く晴れた昼間に直射日光を当て続けてしまうと、日差しが強いため葉焼けを起こしてしまいます。レースカーテンを使用するか、東や北側の日差しが弱い場所に移動させましょう。
夜間に冷え込む日がある場合は、部屋の中心など冷え込みの和らぐ場所に移動させてあげます。

また、つぼみが出ている株の置き場所をガラッと変えてしまうと、急激な環境の変化のため、つぼみが開かずに枯れてしまうことがあるので気をつけましょう。

|水やり

植え込み資材の表面が乾いてから水やりを行います。

成長が盛んになっているため、吸水も多く乾きやすくなります。
気温が高くなってくると、葉の付け根にたまった水が腐りやすくなり、葉が傷んでしまうことがあります。水やりは、植え込み資材に与えるようにしましょう。自然の湿度も高くなってくる時期ですので注意が必要です。

胡蝶蘭の水やりのポイントや注意点などを紹介していますので、参考にしていただければと思います。

|肥料

新しい根が成長し始めた株に対しては、今月から肥料を与え始めても良いでしょう。
水やりの代わりに液体肥料を薄めたものを施します。肥料は、規定倍率の2倍に希釈してください。また液体肥料の代わりに、緩効性の置き肥をしても構いません。
詳しく知りたい方は、胡蝶蘭の肥料の与え方に関して紹介したページがありますので、そちらをご覧になってください。

|病気予防、害虫対策

蕾や葉につく病気や害虫に注意しましょう。

ケナガコナダニが蕾の中に入り、蕾を枯らしてしまうことがあるので注意が必要です。
葉裏につくコナカイガラムシは、すす病の原因になるので見つけ次第、綿棒などでこすり落としましょう。
また、開花した花に黒いしみができることがあります。これは灰色かび病で、多くの場合は水やりの際に、水が花にかかってそのまま寒い夜を迎えると発生するものです。水やりにも注意が必要です。
当サイトでは、胡蝶蘭の病気の原因や特徴を紹介していますので、そちらもご覧ください。

|植え替え

胡蝶蘭の植え替えは、5月の下旬ごろに適期となります。

植え替えは全ての株に行うわけではありません。株が鉢いっぱいになり新根が何本も出ているもの、傷んだ植え込み資材を取り除き新しいものに替える必要があるものに対して植え替えを行います。
この作業は、6月までに行いましょう。
植え替え作業の時についた傷から細菌が入り込み、軟腐病や褐斑細菌病になる恐れがあるので、慎重に作業をする必要があります。
胡蝶蘭の植え替えに必要な道具や手順など、詳しい植え替え方法を知りたい方はそちらを参考にしてみてください。

いかがでしたでしょうか。
今回は、5月の胡蝶蘭の管理の仕方と育て方を紹介しました。5月は胡蝶蘭の株も成長期に入ってどんどん開花を迎えてきます。しかし最も株によって成長のバラつきのある月になるため、株の成長具合を見ての管理が大切になってきます。
植え替えを行ったり、花茎を切ったり、肥料を与え始めたり、今までと育て方が大きく変化する月にもなってきますので、今回紹介したものを参考に、元気な胡蝶蘭を育ててみてください。

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