胡蝶蘭に飾る立札にはいったい何を書けばいいのか?

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贈答用の胡蝶蘭に飾られる立札ですが、立札には何を書けばいいのでしょうか。立札の書き方にはルールがあり、ある程度のフォーマットが決まっています。胡蝶蘭を贈った際に、恥をかかないためにも心得ておくべきことだと思います。

そこで今回は、立札には何をどのように書くのかそのルールを紹介したいと思います。


縦書きと横書きどちらにしたらいいのか


これには決まりやマナーがあるわけではありません。状況に応じて決めてもらえればいいと思います。

フォーマルな場では形式的に縦書きを使うことが多いです。反対にカジュアルなイメージにしたいなら横書きがいいでしょう。
それとは別に、会社名にアルファベットやカタカナが多く入る場合などは縦書きにこだわる必要はありません。横書きのものを選びましょう。


立札には何を書くのか?



1.飾り文字:目的、お祝い内容 例えば、「祝」「供」「創立50周年御祝い」など

立札にはお祝いの文言・お悔みの文言を記載します。文言とは胡蝶蘭を贈る目的を一言で表した言葉で、「祝 開店」「祝 上場」「祝 就任」などとなります。文言がなく「祝」だけの場合もありますが、そちら方が例外です。「祝○○○」「○○○祝」「供」と記載しましょう。

目的別に、立札に使える具体的な文言集を用意しましたので、立札を注文する際のご参考にしてみてください。

2.贈り主名:贈り主の名前 例えば、「会社名」「自分の会社名 役職名 自分の名前」など

立札には贈り主の名前を記載します。胡蝶蘭を見た時に誰からの贈り物なのか分からなくなってしまうので、必ず贈り主の名前を入れることがマナーとなります。また、贈り主を連名にすることも可能です。ただし文字数が多くなると文字が小さくなってしまうので、4,5名を超えるような場合は、「○○一同」といった書き方になります。

※個人間の贈り物やプレゼントには、会社名などは書かず個人の名前を記載しましょう。
※店舗への贈り物の場合は、会社名ではなく店舗名を記載した方が良いでしょう。

3.相手の名前は必須ではありません

立札にはお届け先の名前は記入してもしなくても良いです。

記載することにより文字数が多くなってしまうと、全体的に文字が小さくなってしまいます。立札は「誰が、どのような理由で贈った花なのか」を記載するためのものです。全体のバランスを考えて、お届け先の名前を入れるかどうかを決めてもらえれば大丈夫です。


何色で書くのか


飾り文字は、お祝いの場合「赤色」、お悔みの場合「黒色」または「灰色」で書きます。
贈り主名は、お祝いの場合「黒色」、お悔みの場合「黒色」または「灰色」で書きます。
贈り先名を書く際にも、お祝いの場合「黒色」、お悔みの場合「黒色」または「灰色」で書きます。

この辺りは、購入の際に個別で指定しなくても、胡蝶蘭の購入先で目的に応じて使い分けてくれます。


立札の書き方の例を載せておきました。
「○○○の部分には、相手方の名前が入ります」「●●●の部分には贈り主の名前が入ります」
また供花の場合は、故人の名前は記載しないでの注意が必要です。

いかがでしたでしょうか。
立札に何を書けばいいのか、どう書けばいいのか理解していただけたと思います。立札はビジネスシーンで胡蝶蘭を贈る場合のマナーとなります。必ず書き方や内容をチェックして、恥ずかしくない胡蝶蘭のお祝いを贈りましょう。

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