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【機能比較】オンラインショップで立札の記載内容を入力する
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大輪胡蝶蘭を贈る場合、胡蝶蘭と同じように大事なのは、そこに添えられる立札ではないでしょうか。
例えば、企業から企業へ贈る胡蝶蘭は、誰から誰へ何のお祝いで贈られたのかということを立札が示しているからです。
その立札に記載される内容は、文字数からすれば、とても少ないものになります。だからこそ、ちょっとした文字違いや表記位置の勘違いは、場合によっては、非常に目立ってしまい、せっかくの贈答品が台無しになってしまうかもしれません。
このようなことが、オンラインショップからの注文の場合、立札に記載する内容はわかっていても、その入力操作や手続きによって生じてしまうとすれば、とても残念なことだと思います。些細な運転操作のミスによる事故のようなもので、たいへん悔やまれることでしょう。
そこで、オンラインショップで注文する場合、立札記載内容の指定は、どのような入力操作になるのか。
これは、意外に重要なことではないかと思い、今回は「オンラインショップにおける立札記載内容の設定方法」を調べてみることにしました。
オンラインショップ購入の際は、ぜひ参考にしてください。
項別入力とフリー入力
オンラインショップにおける立札記載内容の入力操作は、大別しますと以下になります。
(1)立札の項目別に入力する
「御祝」「祝 御開店」などの文言、贈り先、送り主、といった立札に記載する項目ごとに入力枠が設けられているケースです。
(2)フリーエリアに入力する
指定された枠の中に、「祝 御開店 株式会社ABC 代表取締役社長 徳川家康」でもよければ、「お父さん お誕生日おめでとう!」でもよいといったように、自由に入力するケースです。
(3)モール系の操作
楽天市場、Yahoo!ショップのモール系では、それぞれの既存注文方式の中で立札情報を入力するケースです。
以降では、これらのケースに該当する具体的なショップをあげて、ご案内します。
慣れない人には安心な項目別入力
項目別入力とは、実際には、以下のような画面操作になります。
こちらは、立札への記載事項を入力する日本胡蝶蘭の画面です。
ご覧のように、立札の記載箇所と入力枠がそれぞれにあって、どこへ記載される事項なのかを確認して入力することができます。
以下のオンラインショップも、このように立札を項目別に入力します。
立札の記載箇所順と入力枠の位置の違いはありますが、画面操作はほぼ同じでした。
これらのオンラインショップの中で特長的なのは、日本胡蝶蘭です。
日本胡蝶蘭では、立札の記載内容を登録しておくことができ、次回からそれを使うことができます。
登録のパターンも増やせるので、例えば、「社長就任お祝い用」、「営業部からの贈答用」などと命名して使えば、立札記載操作が簡単になることでしょう。
様々なパターンに対応できるフリー入力
フリー入力とは、以下のような画面操作になります。
ご覧のように、フリーエリアに立札の記載内容を入力することになります。
上記のように記入例があるショップとないショップがあります。また、フリーエリアの枠が小さいショップ、可変的に大きくできるショップがあるなど、違いはありますが、フリーエリアに入力していくという点では同様です。
黒臼洋蘭園〔らんや〕
上記が、こちらに該当するオンラインショップです。
立札の記載内容がイメージできない人にとっては、記入例さえもないと、何を入力すればいいのか、戸惑うことになると思われます。
けれども、立札の記載内容が決まっていて、さらにそれが一般的ではない場合、自由な入力ができるのは使いやすいと言えるのかもしれません。
モール系はわかっていれば大丈夫
続いて、楽天市場、Yahoo!ショップのようなモール系です。
モール系のオンラインショップの各画面操作、ならびにシステムは、贈答用の胡蝶蘭のためにあるのではなく、広く一般的なオンラインショップを対象としています。このため、立札記載内容の入力は、その既存機能の中で各運営者が設けることになります。
例えば、楽天市場のオンラインショップの場合、実際に注文操作をしてみるとわかるのですが、どの画面で立札記載内容の入力をするのか、なかなか出てこないので少し不安になります。
楽天市場のオンラインショップの多くが、立札記載内容の設定を〔注文確認〕のページにある備考枠で設定するようです。
同じページに〔注文確定〕ボタンもありますので、誤って、立札記載事項を入力する前に、これを押してしまうことがないように気を付けたいものです。
Yahoo!ショップは、カートに入れる前に項目を設けているショップもあります。(以下は、はなやかYahoo!店)
これらは、各ショップによってそれぞれなので、統一的なご案内はできませんが、モール系の場合は、思わぬ箇所に立札記載内容の設定をする操作があるため、以下のような注意を払って注文手続きを進めることが必要だと思います。
・「立札の記載を設定する箇所が必ずあるはずだ」と意識して注文手続きを進める。
・可能であれば、事前に、立札記載内容を入力する箇所を確かめておく。
くれぐれも注意したいのは、「楽天は慣れているから」と勢い余って立札記載の設定をせずに注文確定を押してしまったということがないようにしたいものです。一度「ここで設定をするのだ」とわかっていれば、大層なことではありませんので。
いかがでしたでしょうか。
ぞれぞれに良い点、注意する点があると思います。
いずれにしても、事前にこのようなパターンがあるということを知っておくと不安も間違いも減ればと思います。
また、どのパターンにせよ、立札とはどういうものであり、何を記載したいのか、ということを注文手続きに入る前に、ある程度は決めておくのがよいでしょう。
そうでないと、「えっ!ここで入力するの」「何を入れたらいいの」と、その画面になって戸惑い、これが入力間違いのもとになる心配がぬぐえないからです。
ITが進んでいる昨今であれば、入力した内容から、立札のイメージがその場でできあがるということも可能ではないかと思いますが、現実には、立札のサイズごとに入力された文字数やその項目の意味に配慮した文字サイズまで調整する必要が出てくると考えますと、できないことはなくても、このことだけで多くのシステム費用がかかるように思えます。ただ、近い将来、そのような機能を持った贈答用胡蝶蘭のオンラインショップが出てくる日も近いように期待します。
※掲載した各通販サイトの情報は2019年5月時点のものです。
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