胡蝶蘭の贈答に必須の「立札」役割と種類を写真付き解説

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胡蝶蘭を買おうとしたとき、必ず立札(たてふだ)をどうするのか聞かれます。これは胡蝶蘭には贈答品として利用されることが多く、贈答の際には立札を付けて贈るのがひとつのマナーとなっているからです。

そこで今回は、この立札について役割や種類を紹介したいと思います。ちなみに、立札には「何を書けばいいのか」だけを知りたい方は、そちらのページで分かりやすく解説しています。


立札とは何か?果たして必要か?


立札とはどういったもので、なぜ必要なのでしょうか。

胡蝶蘭は、開店祝い・新築祝い・就任祝い・叙勲祝い・還暦祝いなど数多くのお祝い事での贈答品として贈られます。
そのお祝いの花に添えられて立っているのが「立札」です。

立札はお届け先に花が届いた時に、「その花が誰から届いたのか?」「どのような理由で届いたのか?」を明確にする目的で立てられます。
そのため立札には、必ず贈り主の名前と表書き(〇〇祝いなど)を書きます。すなわち、誰からどのような理由で贈られた花なのかがひと目でわかることになります。
特にビジネスシーンにおいて、取引先のお祝い事で贈る際などは、受け取った相手に対してのアピールにもなります。開店祝いなどで贈る際も、人が集まる場所に置かれるので贈り主の存在をアピールし、知名度を上げるチャンスにもなります。

贈り物の胡蝶蘭には必ず立札を添えて贈るようにしましょう。


立札の大きさ


立札の大きさには決まったものがあるわけではなく、それぞれの花屋、それぞれの胡蝶蘭販売サイトで多少違っています。

立札も花の見栄えに関わってきますし、贈り主の名前が見えないとせっかく贈ったにも関わらず、少し残念になってしまいます。ですから、立札の大きさは贈る花の大きさによって合わせるのがいいと思います。小さすぎたり、大きすぎて名前が花で隠れてしまわないようなものを選びましょう。


立札の種類と料金


立札の種類は3種類あります。何の素材でできているかの違いです。

  1. 厚紙でできた「紙札」
  2. 紙製のものに木目柄のシートを貼った「木目調」
  3. 木の板でできた「木札」
    紙札 木と比較すると紙の方がカジュアルさがでます。友人に贈る場合に、木だと厳粛な感じにもなってしまうので、紙の方が向いているかもしれません。
    木札 紙と比較すると見栄えが良いです。木は高級感が出るので、ビジネスシーンには特に向いています。

立札には料金がかかるお店と無料のお店があります。また、紙札しか取り扱いがなかったり、木札のみであったり、紙札は無料で木札は有料など、お店によって様々です。

いろいろな種類を取り揃えていて選べるお店がいいと思います。


効果的な立札の飾り方


では、効果的な立札の飾り方とはどのような方法でしょう。
もったいないのは、立札にせっかく書かれた自分の名前が小さくて読みにくかったり、花で隠れてしまうことです。

一昔前までは胡蝶蘭の下にそのまま飾られていた立札ですが、今では確実に名前が見えるように、胡蝶蘭の花の上まで棒が伸びた立札もあります。花の上まで立札が伸びていれば、立派に花が咲いて満開になっていても、花の影で立札に書かれた名前が隠れてしまうなんてことはありません。
特に開店祝いや竣工祝いなどでは多くの方が来られます。多くの方の目にとまるお祝いの場合は、最適な立札だと思います。

こちらの花の上まで伸びている立札を扱っているお店は少ないです。特にビジネスシーンなどでせっかく贈るのであれば、自社の名前をアピールするためにもこういった立札を利用してみてはいかがでしょう。

このように、花の上に飾れるような立札が付けられるサイトも紹介しておきます。

|驚きの進化を遂げた立札

この立札を発見した時は、ついにここまで来たかと驚きました。効果的な立札の飾り方は、花の上に設置することで名前が隠れてしまわないようにしたり、目立たせることだと解説しました。
しかし現実は、花の上に飾れる長さの立札をダンボールに一緒に梱包して贈ることはできません。立札だけサイズが長すぎるのです。そのため、突っ張り棒のような手で引っ張って伸ばすタイプの棒が使われたり、2つの棒をつなぎ合わせるタイプの棒が使われています。

ところが、この花の上に飾れる立札がすれ違いを生んでいる場面を時々見かけます。胡蝶蘭を飾りなれている人であれば、これは伸ばして花の上に飾るタイプ、これは花の下に飾るタイプと判断できます。しかし、飾りなれてる人なんてほとんどいません。そのため、せっかく伸びるタイプの立札が使われているのにも関わらず、花の下に飾ってある場面をよく見かけます。贈る側が「こうしたい」という思いがすれ違ってしまう瞬間ですね。せっかく選んだにも関わらず、これでは残念です。

そんな中、”自動”で伸びるタイプの立札があることを知り、驚きました。その立札は、届いた胡蝶蘭の花を開けると勝手に伸びてくれるのです。そして、花の上に立札が飾られることになります。
聞いただけではよく分かりませんよね、百聞は一見に如かずです、動画があったので見てみてください。また、この立札が買えるサイトも上記で紹介したショップの胡蝶蘭専門店はなやかですから、とてもサービスの行き届いた通販サイトだといえます。

いかがでしたでしょうか。
今回は、立札の役割や種類などを紹介してきました。立札には様々な種類があり、とても重要な役割があることが分かっていただけたと思います。最後に、こちらで立札の書き方についても紹介していますので、ぜひそちらも参考にしてください。

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