温室を利用する胡蝶蘭の育て方を知る~7月編~

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7月から9月頃までは、温室があってもなくても気温が高くなり、胡蝶蘭の生育もよくなる季節です。とはいえ、株の扱い方を間違えれば充実した株には育ちません。

そこで今回は温室を利用した7月の胡蝶蘭の育て方を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。


温室で育てている胡蝶蘭の状態


7月の胡蝶蘭は急速な生長ぶりです。
根は数も増え、春に出た新しい葉も成長して最大の大きさにまでなる株も現れます。下旬にはさらに新しい葉が出てくるなど、生長ぶりが目立ちます。


温室で育てている胡蝶蘭の管理方法


 

|置き場所

できるだけ風通しが良くなるよう、窓を開けるなど工夫をします。
温室内の温度は、27℃~32℃、湿度は60%~70%になるように調整しましょう。窓を開けても温室内が蒸れるようであれば、内気扇などを使い空気を動かす必要があります。

|水やり

植え込み資材が乾いたら水やりを行いましょう。
ただし、この時期には薄めた液体肥料を与えるため、肥料を与える場合にはそれが水やりの代わりになります。

|肥料

水やり代わりに液肥を与えます。

標準倍率の2倍の水で希釈した液体肥料を施しましょう。与え方は、植え込み資材の表面が乾いたら与えるようにします。
また胡蝶蘭が入っている鉢の材質などによって、乾きやすい鉢と乾きにくい鉢がありますので、いくつも胡蝶蘭を育てている時は、状況を見て乾いたものにのみ与えるようにしてください。

詳しく知りたい方は、肥料の与え方について紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。

|病害虫

暑い時期に無風状態にしてしまうと、葉焼け症状を起こして、炭そ病を発病する恐れがあります。風通しには気をつけなければいけません。
また傷口から細菌が入り病気になる可能性もあります。軟腐病や褐斑細菌病を発病したら、直ちに葉を切除し処分する必要があります。そのため、雨水に濡れないような対策も必要になります。
当サイトでは、胡蝶蘭の病気の原因や特徴を紹介していますので、そちらもご覧ください。

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