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温室を利用する胡蝶蘭の育て方を知る~4月編~
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温室で育てている胡蝶蘭の状態
冬の間に咲いた株は既につぼみはあまりなく、花が終わって切り戻しを行った株もでてきます。開花中のものもありますが、開花の最盛期は終わったといえます。
この頃になると、新しい根だけでなく、新しい葉も出てきます。新しい葉は左右に出ている葉の付け根部分から出ますので、これが伸びだしてくると成長期に入ったといっていいでしょう。
温室で育てている胡蝶蘭の管理方法
|置き場所
日差しが強くなるため、温室内の温度が上がります。晴れの日には特に風通しをよくしてください。風のない日は換気扇や扇風機を使い、株に風を当てるようにしないと丈夫に育ちません。
風を当てないと、葉は垂れ弱々しくなり、来年の花芽にも影響がでてきます。
|水やり
植え込み資材の表面が乾いたら水を与えます。
成長するにつれ吸収活動が盛んになりますから、水を与える回数は増えていきます。
この吸収活動に伴い白い根が鉢の外に出てきますが、鉢の中に入れる必要はなく、そのままにしておいて大丈夫です。
|肥料
液体肥料を与えます。
洋ラン用のものを標準倍率の2倍の水で薄めて使ってください。
|植え替え
植え替えを行うのは、4月~5月が適期です。
鉢いっぱいになった新しい根の出ている株、根腐れしている株などを植え替えします。
当サイトでは、詳しい胡蝶蘭の植え替え方法も紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。
|害虫
コナカイガラムシ、スリップス、ナメクジに注意が必要です。
温室で育てている胡蝶蘭の花茎の切り戻し
胡蝶蘭は性質上、一度花がしおれてしまったあと茎を途中で切ります。そうすると残された茎から花芽が発生してきて、もう一度花を咲かせることができます。
茎を根元で切ってしまうと一度きりですが、4月に茎を途中で切ると、7月~8月頃にもう一度花が咲きます。ただし2回目の花の数は少なくなってしまいます。株に元気がない場合は咲かないこともあります。
また、切り戻し後は切り口から細菌が入り病気になってしまう危険があります。病気になった場合は、病気の葉を切除し処分しなければいけません。
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