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せっかく咲いた花を少しでも長く楽しむための環境を知る
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胡蝶蘭の魅力のひとつに、花が長期に渡って咲き続けてくれることがあります。
この咲いている期間は、株の体力によるところもありますが、胡蝶蘭を置く環境に起因するところが大きいです。環境によっては、1ヵ月程度で散ってしまう場合もあれば、3カ月咲き続けることもあります。
せっかく咲いた花を少しでも長い間咲かせておくには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
そこで今回は、花を少しでも長く楽しむための方法を紹介します。参考にしてみてください。
長く花を咲かせておくための「温度」を知る
花を長持ちさせるには、まず胡蝶蘭を置く環境が大事です。最低温度18℃~最高温度25℃で胡蝶蘭の管理をします。この状況だと、つぼみも順調に開花し、花持ちもよくなります。
胡蝶蘭がどうにか生きられる温度が5℃~32℃の間です。そのため、花が咲いている時はあまり温度が高い場所に置かない方がいいかもしれません。温度が高ければ高いほど開花している期間が短くなってしまいます。その上で、1日の温度変化が少ない場所が好ましいです。
長く花を咲かせておくための「光」を知る
温度以外にも、光は花持ちに大きく影響します。一日中光が当たらない場所に置いておくと、極端に花持ちが悪くなります。花を少しでも楽しみたいのであれば、直射日光は当らないが、光の差し込んでくる明るい部屋に置いてみましょう。
光が強すぎる場合も花がしおれる原因となってしまいます。目安は手をかざして影ができる場所だと光が強すぎて、影がぼやけてはっきりしない程度が適切な光の量です。レースカーテン越しのやわらかい光が理想的かもしれません。
これだけは守る「禁止事項」を知る
胡蝶蘭の花を楽しむに当たって、絶対に避けたいことがあります。
冬場にファンヒーターの熱風に直接当てることです。花はすぐにしおれてしまい、葉も葉焼け症状を起こし枯死してしまいます。
また夏場は多少の厚さは平気ですが、無風状態で蒸らしてしまうと、2~3日でつぼみが落ちて、花は傷んでしまいます。
いかがでしたでしょうか。
胡蝶蘭の花を長く楽しむには、どういう環境に置くのかがとても大切だということが分かっていただけたと思います。
温度や日光など、胡蝶蘭にとって最適な場所を選べば、花持ちもずいぶん変わってきます。せっかく綺麗な花が咲いたのですから、少しでも綺麗な胡蝶蘭の花を楽しみましょう。
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