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胡蝶蘭を日持ちさせる3つのポイントを生産者がお伝えします
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胡蝶蘭を日持ちさせたい、長い期間楽しみたい。
そう思っている方は、とても多いのではないでしょうか。
難しいと思われがちな、胡蝶蘭の育て方。実は意外と簡単で、ちょっとしたコツで日持ちさせ長い期間楽しむ事ができます。
胡蝶蘭の生産者だから知っている、日持ちさせる3つのポイントを説明します。
基本的な育てかたはこちら >> https://ran-station.com/blog/?category=002001
胡蝶蘭を日持ちさせる3つのポイントとは
胡蝶蘭を長い期間楽しむ事ができる、日持ちさせる3つのポイントをお話します。
胡蝶蘭の育て方は、思っているより簡単。
まずは日持ちさせるポイントをおさえて、胡蝶蘭の花を長い期間楽しむ事から始めましょう。
ポイント1 胡蝶蘭の花を日持ちさせるには温度が大切
胡蝶蘭を日持ちさせるポイント1は、やはり温度。
熱帯地方に生息する胡蝶蘭ですが、あまり暑すぎても花の日持ちはしません。これは、どの花にも言える事かもしれませんね。
室温が25℃以上になると、どうしても花の日持ちは悪くなります。気温の低いところのほうが日持ちしますが、胡蝶蘭は寒さにも弱く10℃以下になってくると凍傷になる可能性もあります。
胡蝶蘭を育てるための適温は、18℃〜25℃。凍傷にならない程度の低い温度で育ててあげると、胡蝶蘭の花の日持ちが良くなります。
ポイント2 胡蝶蘭に水をしっかりとあげる
胡蝶蘭を日持ちさせるポイント2は、水をしっかりとあたえる事です。水切れは日持ちさせる以前に、胡蝶蘭が枯れてしまう原因にもなります。
水やりの頻度は、週に1回程度を目安にたっぷりとあたえます。
夏や冬など季節によって水苔の乾燥具合は変わってきますが、胡蝶蘭の花が咲いているときは特に水は頻繁にあたえてください。
昔はあまり頻繁に水をあげすぎてはいけないと言われてきましたが、胡蝶蘭の研究を続けてきた生産者だからこそわかる事。
是非、実践してみてください。
ポイント3 胡蝶蘭を置く場所の温度差に気をつける
胡蝶蘭の日持ちを良くするためには温度が大切と説明しましたが、「温度差」にも気をつけてください。
日中と夜の寒暖差が大きい場所へ胡蝶蘭を置くと、花が早く枯れてしまう原因になります。
胡蝶蘭の花を日持ちさせ長く楽しむためには、温度の管理がとても重要。胡蝶蘭を置く場所は、温度差の少ない場所を選んでみてください。
胡蝶蘭にとって過ごしやすい育て方がわかれば、きれいな花を長く楽しむことができます。
胡蝶蘭の花を楽しめる期間は?
胡蝶蘭の花が楽しめる期間は、どのくらいでしょうか。
春や夏などの季節や、胡蝶蘭の品種・育てる環境によって花の咲く期間は変わります。
- 秋から春 → 3〜4ヶ月
- 夏 → 2〜3ヶ月
胡蝶蘭を基本的な育て方をした場合の、花が楽しめる期間です。
花屋では1年中咲いている胡蝶蘭を見ることができますが、それは私たち生産者が開花のコントロールをしています。
胡蝶蘭を日持ちさせる3つのポイントでより長く楽しむことができますので、是非試してみてください。
胡蝶蘭の寿命はどのくらい?
胡蝶蘭の寿命は、どのくらいかご存じでしょうか。
胡蝶蘭の花を日持ちさせるにはどうしたらよいのかお話をしてきましたが、花がしおれたら・花が終わったら寿命なのでしょうか。
答えは「違います。」
胡蝶蘭は花が終わった後も、育て方によってはまた花を咲かせることが可能。花を2度さかせることができなくても育て続けていれば、来年また胡蝶蘭の花を見ることができます。
胡蝶蘭は上手に育てれば、10年20年と長生きする植物です。
胡蝶蘭を長く楽しんでいただくために
胡蝶蘭を日持ちさせ長く楽しんでいただくための、3つのポイントをお話しました。ほんの少しの管理で、花を長く楽しむことが可能です。
胡蝶蘭は特別な育て方は必要なく、ご家庭でも十分楽しんでいただける植物。
- 水やり
- 温度
このポイントを頭に入れ、ご自宅で工夫しながら胡蝶蘭の成長を楽しんでください。
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