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母の日の花はカーネーション?バラ?紫陽花?
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母の日と言えば?
カーネーション!
いつ頃から刷り込まれたのかわからないほどに、多くの人のイメージとして「母の日のカーネーション」が、根付いていることでしょう。
では本当に母の日にカーネーションが適しているのか、素朴な実験のような試みを通じて考えてみたいと思います。
カーネーション・バラ・紫陽花・胡蝶蘭の観察
カーネーション、バラ、紫陽花、そして胡蝶蘭(胡蝶蘭stationというwebサイトであるからには胡蝶蘭は欠かせません)を同じ環境で育ててみました。
「素朴な実験」と称したのは、これらの花を部屋に置き、水をあげて観察するというシンプルなものだからです。
ご覧のように、4種類の鉢花を並べて観察をスタートしてみました。
もう枯れた?!
観察開始から、わずか2日後、バラがこんなことになってしまいました。
ただ、幸いにも、お水をあげると・・・
ほぼ、元通りです。
枯らさずにすみましたが、それでも気づくことは、ほんの1日でもお水をあげることを怠れば、このようになってしまうということです。
うるさい!きたない!
人にとっての自然の本性なのか、一度枯らしてしまうと2度とそうしたくないと思うもので、その後は、胡蝶蘭以外のお花にお水を与えることを忘れないよう心掛けました。
すると、他のことにも気づきます。
┃ハエがうるさい!
観察を始めた初日からのことです。
小さなハエが飛び回ります。外はまだ少し寒いので窓は閉めていましたから、外から飛んできたわけではありません。
詳しい人に言わせると、ハエは、土の中に潜んでいるらしいです。
そんな小ハエとの格闘を日々続けながら観察を続けました。
┃土がこぼれて汚れる
水をあげるということは、自ずと鉢を動かすことになります。
鉢受けにたまった水を捨てたりする時にも動かします。
気を付けていても、その時に土がテーブルの上にこぼれます。テーブルが汚れます。
これは、水をあげることに付帯する作業だと思うべきなのでしょうね。
満開だけど!
観察開始から1週間、最初はつぼみが多かったカーネーション、バラが、ほぼ満開になりました。
「満開」という言葉の響きは、喜ばしいイメージです。
ただ、つぼみが新たに開く頃、最初に咲いていた花は枯れていくのですね。(上の画像のように、最初の花は変色して枯れ始めています)
これも自然の変化であり、味わいなのかもしれませんが、「満開」を喜ぶ気持ちに水を差されます。
バラも、ほぼ満開になり、全体は、下の写真の様子です。
枯れました
そして2週間後、枯れました。
正直なところ、こんなに早く枯れるとは思っていなくて、1カ月ぐらいはこの観察を続けるつもりでいました。
おそらく、花を生育するのが上手な人ならば、もっと長く、そして美しく咲かせ続けることができたのかもしれません。
ただ、「母の日の花」として扱うのならば、誰もが花の生育や管理に詳しいわけではありません。
そう考えるとしたら、これが一般的な人の結果なのではないでしょうか。
長く咲いて枯れにくい胡蝶蘭
ここまで触れずに来ましたが、胡蝶蘭については、この期間、ほぼ何の変化もありません。最初のままです。
言い換えますと、2週間程度では、びくともしません。
鉢の中には、土もないのでハエが出ることもなければ、土で汚れることもありません。
胡蝶蘭の鉢の中には、「水コケ」があって、少しこぼれてしまったとしてもすぐにつまめますので、テーブルが汚れることもありません。
「胡蝶蘭は、すぐに枯れてしまう」「胡蝶蘭は、世話がたいへん」というイメージを持っている人もいると聞きますが、まったくその逆です。
もしかすると、そういうイメージは、他の花のように頻繁に水を与えたり、日に当てて外に出しておいたり、あるいは、つぼみがなかなか開花しないのでそのように決めつけてしまったことからできたイメージなのかもしれません。
むしろ「ほったらかし」でも問題のないお花なのです。
胡蝶蘭の育て方のページ≫育て方の簡易マニュアル
基本的にインドア・フラワーであるということと、とってもスローにゆっくりと育つということをわかっていれば、今回の観察結果でもわかるように、他の花たちを横目で見ながらマイペースで咲いています。
┃お母さんをがっかりさせたくないのなら
「花を枯らしてしまう」というのは、少なからずネガティブな気持ちになるものです。
母の日に、せっかく息子や娘に贈ってもらって花を枯らしたくないというは、少なからず、母親にはある気持ちだと言えます。
そうであれば、お母さんががっかりしないために、なかなか枯れない、ゆっくり育つ胡蝶蘭を母の日に選んでみてはいかがでしょうか?
いかがでしたでしょうか。
今回の「素朴な実験」は、正直なところ、胡蝶蘭に軍配があがることをわかっていた出来レースです。
けれども、こんなに簡単に、しかも短期間にその差がでるとは思いませんでした。
母の日に花を贈ろうとしている方の参考にしてもらえたら嬉しく思います。
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