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令和と胡蝶蘭
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次の元号が〔令和〕に決まりました。
個人的な感想を述べますと、「なぜ?どうして?」というのが正直な第一印象でした。
その後、〔令和〕に決まった経緯や、その言葉の出典などを知ると、とても趣を感じるようになりました。
そこで今回は、〔令和〕の出典元となった万葉集に触れてみたいと思います。
万葉集の一節に「蘭」の文字がある
〔令和〕が導かれた万葉集は、以下の一文だそうです。
「于時初春令月 氣淑風和」
春の初めの良き月に 空気は澄んでおだやかな風が吹く
と、こんな意味なのでしょう。
とても情景が浮かぶ表現ですね。
令月とは、「何事をするにもよい月。めでたい月。」という意味なのだそうです。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
ここにある令の文字と和の文字から、〔令和〕になったということ。
この一句には、さらに続きがあり
「梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香」
梅は、化粧の粉のように白く咲き、蘭は、着飾った衣服からのような良い香りが漂う
と、解釈できます。
ここに梅と蘭があることに気付きました。
とすると、次の元号〔令和〕は、胡蝶蘭と縁があるように思えてきます。
ただ、ここで言う蘭は、胡蝶蘭ではないのでしょう。
蘭が香るとありますが、胡蝶蘭はほぼ無臭なので、残念ながら香りません。
令和を祝うイベント・キャンペーン
〔令和〕が発表された当日、名前に令の字か、和の文字がある人は、たこ焼き無料!というニュースを見ました。
さっそく、令和を使った会社登録もあったそうです。
このように、新元号にあやかるイベントやキャンペーンが、今後しばらくは盛んになることでしょう。
胡蝶蘭の販売においても、そのようなことが行われるのでしょうか。
〔祝 令和〕これを誰に贈るのか、誰と何を祝うのか、あまりピンと来ないです。
どのようなことが行われているか、いずれネット通販を中心に見ていきたいと思います。
また、こちらで紹介します。
今回は、いつもとは少し違う内容になりました。
新元号〔令和〕が、その言葉が表すような時代になることを祈念して、書かせていただきました。