温室を利用する胡蝶蘭の育て方を知る~9月編~

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寒暖差も大きくなってくる9月ですが、温室で胡蝶蘭を育てている場合にはどういったことに注意していけばいいのでしょうか。
今回は、温室を利用した9月の胡蝶蘭の育て方を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。


温室で育てている胡蝶蘭の状態


9月の胡蝶蘭は、温室があってもなくて、気温が高くなり生育も良くなります。
ただし、温室なしの場合は上旬・下旬、昼・夜で急激な温度変化が起こる季節になります。その点注意が必要なのですが、温室がある場合には温度変化を心配する必要がありません。8月同様にどんどん株を大きくしていきましょう。


温室で育てている胡蝶蘭の管理方法


 

|置き場所

先月に引き続き、できるだけ風通しを良くし、蒸れないようにする工夫をします。内気扇を稼働させて、常に空気を動かしましょう。
温室内は27℃~32℃、湿度は60%~70%になるよう調整しましょう。

|水やり

植え込み資材が乾いたら水やりを行います。
ただし、この時期には薄めた液体肥料を与えるため、肥料を与える場合にはそれが水やりの代わりになります。

|肥料

植え込み資材が乾いてから、水やりの代わりに薄めた液体肥料を与えます。
液肥は標準倍率の2倍の水で希釈したものを利用します。濃いものを与えてしまうと、根がダメージを負ってしまう場合がありますので、必ず薄めたものを利用しましょう。

詳しく知りたい方は、胡蝶蘭の肥料の与え方に関して紹介したページがありますので、そちらをご覧になってください。

|病害虫

蒸れて風通しが悪いと、直射日光に当たり続けなくても葉焼け症状を起こしてしまいます。そして、そのまま放置してしまうと炭そ病を発病する恐れがあります。
また、ちょっとした傷口から細菌が入り込み、軟腐病や褐斑細菌病が発病することがあります。
対策としては、蒸れないように風通しを意識し、雨水に濡れないように注意てください。もし、このような病気が発病してしまった場合は、病気の葉を切除します。
当サイトでは、胡蝶蘭の病気の原因や特徴を紹介していますので、そちらもご覧ください。

いかがでしたでしょうか。
今回は、温室を利用した9月の胡蝶蘭の育て方を紹介しました。9月は先月に続き、胡蝶蘭の株を大きく生長させる季節です。そんな中、気温差も大きくなってくる時期であるため、注意が必要なのですが、温室を利用するのであれば、その辺は意識せず育てることができます。
来年たくさんの花を咲かせるためにも、今回紹介したことを参考に、胡蝶蘭を育ててみてください。

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