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温室を利用する胡蝶蘭の育て方を知る~8月編~
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8月は温室があってもなくても気温が高くなるため、胡蝶蘭は日に日に生長していきます。そのため、基本的には温室のない状態と管理方法は変わりません。
とはいえ、1年中温室内で育てられる方もいると思いますので、温室内で育てる際の注意点などを中心に、温室を利用した8月の胡蝶蘭の育て方を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
温室で育てている胡蝶蘭の状態
8月の胡蝶蘭は、温室があってもなくて、気温が高くなり生育も良くなります。
葉は日に日に大きくなり、根の本数が増えていくことを実感できるでしょう。
温室で育てている胡蝶蘭の管理方法
|置き場所
できるだけ風通しを良くします。窓を開ける、内気扇を利用するなどの工夫をし、温室内が蒸れないようにしましょう。空気を動かすことを心掛けましょう。
温室内の温度は、先月同様で27℃~32℃、湿度は60%~70%になるように調整しましょう。
|水やり
植え込み資材が乾いたら水やりを行いましょう。
ただし、この時期には薄めた液体肥料を与えるため、肥料を与える場合にはそれが水やりの代わりになります。
|肥料
植え込み資材が乾いてから、水やりの代わりに薄めた液体肥料を与えます。
液肥は標準倍率の2倍の水で希釈したものを利用します。濃いものを与えてしまうと、根がダメージを負ってしまう場合がありますので、必ず薄めたものを利用しましょう。
詳しく知りたい方は、胡蝶蘭の肥料の与え方に関して紹介したページがありますので、そちらをご覧になってください。
|病害虫
直射日光に当たり続けなくとも、風通しが悪い環境では葉焼け症状を起こしてしまいます。そのまま放置しては、炭そ病を発病する恐れがありますので注意が必要です。置き場所の項目でも触れましたが、8月は特に暑く蒸れやすい季節ですので、風通しを良くし涼しくなるような工夫をしましょう。
また、傷口から細菌が入るのにも注意が必要です。細菌が入ると、軟腐病や褐斑細菌病が発病する恐れがあります。万が一、このような病気が発病してしまった場合は、病気の葉を切除しましょう。
当サイトでは、胡蝶蘭の病気の原因や特徴を紹介していますので、そちらもご覧ください。
いかがでしたでしょうか。
今回は、温室を利用した8月の胡蝶蘭の育て方を紹介しました。8月は温度も高くなり、胡蝶蘭にとって生長しやすい季節となります。そのため、温室で育てるメリットは少ないかもしれません。風が止まって空気が蒸れることにさえ気を配れば、元気な株に育ってくれるでしょう。
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