造花としての胡蝶蘭の特徴「光触媒に隠された効果とは」

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胡蝶蘭といえば生花であるにも関わらず、世話いらずで花が長持ちすることで有名ですが、よくよく観察してみると造花の胡蝶蘭を飾っているお店なども時々見受けられます。胡蝶蘭の華やかな花姿が良くて飾っていると思うのですが、わざわざ造花にする理由があるのでしょうか。

実は光触媒という造花の胡蝶蘭には、驚くべき秘密が隠されているのです。
そこで今回は、造花ならではの利点や造花胡蝶蘭の価格相場なども含め紹介していきたいと思います。


造花とは


造花とは、本物の花に似せて作られた花です。

生花の場合、いくら長持ちするとはいえ、いずれは枯れてしまいますが、造花はいつでも状態を保つことができます。生花の方が繊細で美しいため「造花は生花の代用品」という認識が強い方が多いのではないでしょうか。
確かに生花の胡蝶蘭が一番美しいですが、造花の胡蝶蘭にしかない魅力も存在します。


造花の胡蝶蘭「光触媒の特徴」


造花の胡蝶蘭のメリットは3つあります。

|手入れ不要で枯れない

全ての造花にいえることは、手入れ不要ということです。水やりや温度調整に気を使うことはありません。ホコリが気になる時に布で拭いてあげる程度です。それだけで、枯れることのない花姿をずっと楽しむことができます。

|色が自由

造花は人工的に作るため、好きな色の胡蝶蘭をつくることができます。
形や色をできるだけ本物に近づける造花もありますが、好きなカラーバリエーションを作ることができるのも造花のメリットです。白やピンクはもちろんのこと、緑、青、紫など生花では手に入りにくいような花色の胡蝶蘭も手に入れることができます。(生花の胡蝶蘭の色について解説しています。)

|空気を綺麗にする

造花の胡蝶蘭の多くは、光触媒加工がされています。
この光触媒加工により、空気が綺麗になる効果があります。

光触媒とは、そのもの自体が変化することなく、光を受けて化学反応を起こす物質のことで、植物の光合成のようなものです。胡蝶蘭の造花には、二酸化チタンが光触媒として使われていることが多く、太陽や電気などの光によって、化学反応を促進させます。
二酸化チタンに紫外線が当たると活性酸素を発生させます。この活性酸素は、有機物を炭酸ガスと水に分解します。それは、ニオイの分解除去する消臭効果もあり、カビや雑菌の繁殖を抑える働きもしてくれます。

少し難しいことをいいましたが、つまり、光触媒加工された造花の胡蝶蘭は、空気清浄機のような役割をしてくれるのです。
また光触媒として使用される二酸化チタンは、化粧品としても利用される材料であるため、安全性も高い造花といえます。


造花の胡蝶蘭の価格相場


気になるのは価格です。光触媒加工の造花の胡蝶蘭は、生花と同様にサイズが大きく法人贈答で贈られるようなものから、部屋の中で飾って楽しめる小さなものまで売られています。
価格は生花の胡蝶蘭よりも、3割程度安いものが多いようです。テーブルの上に飾るような小さくてコンパクトなものであれば、2,000円程度で手に入るものもあります。


いかがでしたでしょうか。
今回は胡蝶蘭の造花、特に光触媒の胡蝶蘭の特徴を紹介しました。
胡蝶蘭の造花に、このような秘密が隠されていたなんて知らなかったのではないでしょうか。生花にも造花にもそれぞれ特徴があって、胡蝶蘭の魅力を再確認させられます。
こうした造花である光触媒の秘密を知った上で、周りを探してみると、家の近くのお店に飾られている胡蝶蘭は造花だった、なんてことがあるかもしれません。胡蝶蘭の花を見つけた時は、少し気にして観察してみてはいかがでしょう。

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