温室を利用する胡蝶蘭の育て方を知る~10月編~

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先月までは夏の残暑で気温も高く、温室があってもなくても同じような管理で胡蝶蘭を育てていけました。10月からは、冬に冷え込む地域などでは、胡蝶蘭は株の生長を止めて花芽を作ろうとします。しかしながら温室があることで、まだまだ株を大きく生長させることができますので、株の勢いを止めないようしっかり管理してあげましょう。

そこで今回は、温室を利用した10月の胡蝶蘭の育て方を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。


温室で育てている株の状態


上旬などは、概ね温室がない場合の株と同じ状態です。夏の間は温室の有無に関わらず、環境が同じだったためです。

冬の間に温室で過ごした株と、温室なしで寒い冬を越した株では今年出た新葉の枚数が、1~2枚ほど違うかもしれません。温室で過ごした株の方が大柄で、株も充実しています。葉の枚数も多く充実した株になると、花芽が複数出たり開花した時の輪数も増えます。また、花芽が2本出るなんてことがあるかもしれません。


温室で育てている胡蝶蘭の管理方法


 

|置き場所

温室内ではできるだけ株同士の間隔をあけ、風通しをよくします。
日中は窓を開けるなどし風通しがよくなるようにしますが、夜間に最低温度18℃を割り込むような環境の場合は窓を閉じ保温します。

最低温度18℃を下回る環境に一定期間(30日程度)置くと、花芽ができはじめます。そのまま冬になると株が休止し来春花芽が伸び始めるのですが、温室がある場合は、冬の寒い環境にさらされなくて済むため、今花芽が作られる環境にしておけば、来年の1~2月に開花します。

|水やり

植え込み資材が乾いてから水やりを行いましょう。

|肥料

最低温度18℃を下回らないように管理し、まだまだ株を大きくするのであれば、水やりの代わりに薄めた液体肥料を与えます。
液肥は標準倍率の2倍の水で希釈したものを利用します。濃いものを与えてしまうと、根がダメージを負ってしまう場合がありますので、必ず薄めたものを利用しましょう。また、これからは少しづつ生長するため、夏のようにどしどし与える必要はないので注意が必要です。

詳しく知りたい方は、胡蝶蘭の肥料の与え方に関して紹介したページがありますので、そちらをご覧になってください。

最低温度18℃を保たず、花芽作らせる場合には、肥料は与えないようにします。

|病害虫

夜間など気温が低くなることにより、害虫の発生は減ってきます。
ただし低温障害などで、カビや細菌による病気が発病する恐れがあります。カビが原因のものは炭そ病、細菌が原因のものは軟腐病や褐斑細菌病があります。見つけた際は、病気の葉を切除する必要があります。当サイトでは、胡蝶蘭の病気の原因や特徴を紹介していますので、そちらもご覧ください。

いかがでしたでしょうか。
今回は、温室を利用した10月の胡蝶蘭の育て方を紹介しました。特に10月は夜間冷え込むようになります。温室がない場合は、生長も止まり花芽をつくる準備に入ります。温室がある場合には、温度管理でまだまだ株を大きく生長させることができます。株が大きくなれば、よりたくさんの花を付けてくれるようになりますので、しっかりと温度を気にしながら育ててみてください。

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