胡蝶蘭をより美しく花の向きを揃える方法

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贈り物として人気の高い胡蝶蘭ですが、贈り物で届いた胡蝶蘭の美しさはやはりその花姿にあります。あの花姿に憧れ、胡蝶蘭の苗を買って家で育ててみると、全ての花がこちらを向いているような華やかな花姿にならないことがあります。しかし、そんな胡蝶蘭でも少し手を加えれば、贈り物の胡蝶蘭のような全ての花がこちらを向く凛とした姿にすることができるのをご存知でしたか。
それは胡蝶蘭の生産者も行っている作業で、花が咲いてから向きを一定方向になるよう少し矯正してあげればいいだけのことなのです。

そこで今回は、胡蝶蘭の美しさの秘訣でもある花の向きの揃え方についてご紹介したいと思います。ぜひ参考にしてみてください。


胡蝶蘭の花の向きを揃えるとは


贈り物として届いた胡蝶蘭やお店に飾られている胡蝶蘭は、一輪一輪の花が咲く方向が揃っています。その花が連なり合い、とても華やかな印象の見た目をしています。
自宅で胡蝶蘭を育ててみると、そのままの自然な状態では、なかなかこのような姿にはなりません。
1本の茎にたくさん花が付きますが、全ての花弁が一定の方向を向くことはありません。

そこで見た目をより良くするために、花の向きを整えることができます。花を揃えて重なりを調整すると、豪華さが引き立ちます。お店で販売されている胡蝶蘭も、贈答用や観賞用としてこのように育てられていますので、ぜひ育てている胡蝶蘭で花の向きを揃える作業にチャレンジしてみて下さい。


花の向きを揃える方法


 

|準備するもの
    • ウレタンシート(ビニールタイを利用する場合は、ウレタンシートは事前に固定用のビニールタイを通すための切れ込みを入れておきましょう)
    • ビニールタイや洗濯ばさみなどウレタンシートと花茎を仮留めするもの

|花の向きを揃える手順

花の向きを揃える作業をする前に、事前に行っておくべき作業があります。下記の作業を事前に行っておきましょう。
開花が始まり出した状態で、この準備は行っておきます。

花の向きを揃える作業の準備は、仕立て作業と呼ばれ、花茎の向きを揃えて花を一列に並ばせる作業です。
曲げた支柱を立て、花茎と支柱をビニールタイなどで留めておきます。
当サイトでは、このような花の向きを揃える前の準備作業(仕立て作業)も詳しく紹介していますので、詳しいやり方などは胡蝶蘭の仕立て作業を参考にしてみてください。

では、準備の整っている胡蝶蘭に対し、花の向きを揃える作業を行っていきましょう。

  1. ウレタンシートに花茎を密着させ、花が順番に重なり合うように整えます。
  2. ウレタンシートの切れ込みにビニールタイを通して、支柱に固定します。ウレタンシートを花弁の下に当てて、支柱とウレタンシートを洗濯ばさみなどで固定してもいいです。
  3. 先端側の花が上で、根元に近い方の花が下になるように、花の重なり具合を調整します。
  4. 花の重なり具合を調整したら、花を窓辺の明るい方に向けて光を当てます。数日間そのままにしておけば花の向きが揃います。

いかがでしたでしょうか。
胡蝶蘭をより華やかに見せるために花の向きを揃える方法をご紹介しました。
今回の作業は花に直接触れるものとなります。花が落ちてしまっては元も子もないので、優しく行ってください。家で育てている胡蝶蘭でもできる作業ですので、一度挑戦してみてはいかがでしょう。

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