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冬越しに失敗して元気がなくなった胡蝶蘭を復活させたい
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そもそも胡蝶蘭は、アジアの熱帯から亜熱帯の高温多湿の地域が原産地の植物です。ですから、胡蝶蘭にとって日本の冬の乾燥や寒さは厳しい環境となります。育てている株が、冬の寒い環境下で次第に元気がなくなり、葉に異常が見られる場合はどうすればよいのでしょうか。
そこで今回は、冬越しに失敗して元気がなくなった胡蝶蘭を復活させるための方法を紹介します。参考にしてみてください。
「葉が落ちてしまった」胡蝶蘭を復活させたい
冬に温度や湿度管理に失敗すると、株の体力が落ちて障害が出てきます。水のやり過ぎ、光の不足などでも冬越しに失敗した場合には急に葉が落ちてしまうことがあります。
弱ってしまった胡蝶蘭を再生させるのに必要なのは、葉や根を健康な状態にすることが大事です。
そして環境を整えて見守ってあげることが必要になります。
葉が落ちてしまった株は、5月下旬まで一切水やりを行わないでください。
もし茎の中心の底部まで腐敗していなければ、6月になると花芽が出てくる可能性があります。
- 3月は植え込み材料を乾かし、落葉した傷口を乾燥させます。
- 4月から5月は、霧吹きなどで水ゴケの表面のみ、湿気を与えるように水分補給させます。
- この様にして6月を待つと、枯死していなければ花芽がでてきます。
7月になっても中央から花芽が出なければ、再生する可能性はありませんので、処分するしかないでしょう。
胡蝶蘭に限らず、熱帯性の植物の枯死判断は夏に行うようにすると間違いないです。冬に落葉したからといって、あわてて廃棄しないようにしましょう。
「葉の水分が失われハリのなくなった」胡蝶蘭を復活させたい
葉がしなびてしまうのは根腐れなどにより根が傷み、十分な水分を吸収できないことによる水分不足が原因です。冬場は特に気温も低く水が蒸発しないので、鉢内が常に湿った状態になりやすいです。それが根腐れなどの原因となってしまうので、水やりのタイミングには気をつけましょう。(胡蝶蘭の水やりの方法と注意点)
葉がしなびてしまい、元気がなくなった胡蝶蘭も復活させられるかもしれません。透明なビニール袋などを使用します。
- 葉がしなびている場合は、鉢内を湿らせてからビニール袋にすっぽり入れて、暖かい室内に置いておきましょう。
- カビなどが生えないか気にしながら1,2カ月程度待つと葉のツヤは戻りしっかりとしてくるでしょう。
株が弱ると病気にかかりやすくなります。葉に病気が発生している場合は、必ずハサミなどを火であぶったもので病気の部分を切り取ってから行ってください。
いかがでしょうか。
今回は、冬越しに失敗したかにみえた胡蝶蘭を復活させる方法を紹介しました。やはり胡蝶蘭にとって日本の冬は厳しい環境です。成長も停滞しているため、できるだけ暖かい環境にしてあげて、そっとしておくのが一番です。それでも株の体力によっては、冬に障害が出てしまいますので、その際はぜひ今回紹介した方法を試してみてください。
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